佐渡の複合施設プロジェクト<on the bi-ichi>の客室。
写真はダブルルームです。
基本はどの客室も、写真のようにウッドの大きなヘッドボードが天井まで続く仕様になっています。
これは、壁から天井までがベッドとして一体感を作り、まるで巣に籠るようなイメージを表現しています。
人間の人肌のような表情ある木々が、眠る人にとってとても心地よい印象を与えてくれます。
そのナチュラルな雰囲気をオーガニックに偏り過ぎず、モダニストでクールな印象にまとめあげたところが、キューブデザインの素晴らしいところ。
オーナー様によるベッドカバーの生地のカラーセレクトも、トータルして一貫性のある空気感を作り上げています。
シーツ類は、リネン素材をご提案させていただきました。
部屋の雰囲気にも合わせてというのも一つ選んだ要因なのですが、乾きの早さや耐久性など総合的な宿泊施設でのオペレーションも考えセレクト。
夏は、ジメッとした感じが全くせず、ベッドリネンで涼しさを感じられますし、冬も、保温力があるところがリネンの良いところ。
今回ダブルルームに採用したマットレスは、眠家おなじみの『木のマットレス』。
自宅用に長期に渡って使用するような場合は、調整をすることをおすすめしますが、宿泊施設のような短期使用の場合は、調整せずともその気持ち良さを体感出来ます。
いずれは、お客様の好みによって、マットレスの柔らかさだけでも調整してお休みになれる、といったことまで視野にいれつつ、採用していただきました。
シングルルームはダブルベッドがオーナー様のご希望ということで、通常眠家では並んでいませんがウッドバランスを採用しています。
写真では、伝わらず残念ですが、キノコ状に見える傘の部分は木で出来ています。
そして、その木の傘を支えている部分は天然ゴム。
これは、どのポジションで寝ても心地よい作りになっており、ダブルサイズに二人で眠ることになっても、寝心地が干渉されにくいです。
是非、<on the bi-ichi>に宿泊の際に体感していただければと思います。
その寝心地の良さに驚くでしょうし、他の宿泊施設との寝心地の差を痛感します。
その他も家具が入り始めていましたが、本格的に始動するのは4月中旬くらいからとのこと。
本オープンは5月予定、是非皆さんも<on the bi-ichi>にお越し下さい。
夜は、佐渡のお店を案内いただきました。
濁り酒、とっても美味しかったです。
締めの手打ち蕎麦も。
海の幸だけでなく、お酒も美味しい佐渡。
これから、佐渡に行く機会が増えそうです。
帰りの海は穏やかで、快適でした。
次回伺うときは静かな海に期待します。