眠家です。
白銀、というのが相応しいくらい新潟市内は真っ白ですね。
自然が作り出す色っていうのはとても透き通って見えるような気がします。
雪が積もってからの晴天って気持ち良いですね。
そんな白銀の雪を見ていたらこれを紹介したくなりました。
DOWN QUILT
inner : masuhr white mother goose
material : lyocell 100%
size : 150×210cm 0.8kg
¥178,000
(税込)
まさに「ホイップしたクリームのような肌触り」という表現が適切な感触の羽毛布団。
それを表現しているのは中のダウンの質ももちろんなのですが、
特筆すべきは側生地の「リオツェル」。
ユーカリの木を原料とする天然パルプから生まれた天然植物繊維で、
地球に優しい素材といわれています。
その繊維の特徴としては、
「美しい光沢」
「柔らかな肌触り」
「優れた吸湿・吸水・発散性」
といった3つが主に挙げられます。
リオツェルは繊細で高級感のある質感や、
適度なハリ・コシ、自然な膨らみ感、ドレープ感、ソフトさを持っており、
洗濯後の寸法安定性においてはコットンを上回るとも言われています。
実物を手に取られた時の感動を、体感した方に是非聞いて欲しいくらい。
本当に気持ちの良い肌添いです。
というのも、一般的な羽毛布団はコシのある生地でシャリシャリしたような固い感触のものが多いかと思います。
これは「ダウンの吹き出し」を回避するために、生地の目をプレスして潰してしまっているからです。
生地に口をつけて息を吹きつけてもなかなか通らないほどの目のつまりになっています。
羽毛布団が生まれたヨーロッパでは「ダウンの吹き出し」を回避することよりも、「通気性」にこだわって側生地を選ぶのが当たり前。
高温多湿の日本において、これほど空気の入らない側生地を使っていては熱くてムレるのは当然。
どんなに質の良いダウンを使っていても、側生地がこのような加工ではビニールをかけているようなものです。
金澤屋の羽毛布団はダウンの吹き出し防止よりも、心地よさと機能性を選択しています。
オススメは薄めの800グラム。
これくらいだと肌添いも良いし、嵩張らずに扱いがラク。
この時期は肌掛けと一緒に使うと十分な温かさになりますし、春にもこれ一枚でムレずに快適にご使用いただけます。
肌に触れるというのは生地の表面の肌触りだけではなく、
生地のコシも感触として残ります。
眠るときは暗闇のなか、そう考えると寝具で一番研ぎ澄まされる五感は触覚かもしれませんね。
暗闇のなかの自分だけ時間。
眠るための道具ではなく、その寝具の中で過ごす自分だけの心地よい時間、すなわちその「ゆとり」こそが寝具にこだわるという意味になりそうです。
365日毎日訪れる眠るという時間。
それを、1年間365回の自分だけの贅沢な時間にする。
そんな風に考えるとまた眠るという行為を支える道具を見直すことが出来そうです。
このようなストレス社会だからこそ、一日のなかのわずかに残された自分だけの時間に少し贅沢してみてはいかがでしょうか?