粉雪 / down

昨日の羽毛布団の続きですが、
中のダウンについて今日はお話しましょう。



眠家に陳列されているこちらの瓶。
「アレな~に?」との声をいただくことも多いですが、
中には寝具に使われている中わたが入っています。
中身に何を使っているのかが分かったほうが選ぶとき安心出来ますよね。

では、今日はその中のダウンの瓶を開けてみましょう。




パカッ!
開きました。
真っ白いダウンボールが見えます。
エアコンの風でダウンが弛めいています。

瓶を横にしてみました。
ちょうどこの時期だからダウンが粉雪のようにも見えます。


思い切って手で持ってみました。
ダウンのボール一粒一粒が大きくてフワッとして、もの凄く軽い。
そして手の上で暖まっていくのが分かります。


このダウンは、昨日ご紹介した羽毛布団の中身「マズールホワイトマザーグース」。
マズールはヨーロッパ有数のダウン産地ポーランドの中でも北東部に位置する地方で、最高クラスのダウンが生まれる場所として知られています。
寒暖差の厳しいこの地方特有の気候、美しい森と湖に囲まれた大地、澄んだ空気と恵まれた豊かな水。
グースがすくすくと育つ環境が整っているため、非常に品質の高いダウンが生まれます。
この地は冬になると、日中の気温は-10~-15度とまさに極寒。
そこで飼育されるグースたちは寒さに耐えうるためにダウンが一際大きく育ち、かつ上質なダウンボールとなります。
このグースたちから1つ1つ丁寧に採取されるダウンは、生産量が限られておりヨーロッパでも高評価を受けています。
この通常よりも大きなダウンボールは保温性、弾力性に富み、まさに自然が育んだダイヤモンド。
しかも、産卵目的として育てられている親鳥から採取されるため、1つ1つのダウンボールがとても大きく、かさ高性・耐久性にも優れています。


軽く一つまみしたらこんなに取れてしまいました。。。
これだけの弾力があれば薄く作ってもふんわりするわけですよね。
いやぁ凄い。
なかなかこうして見る機会も無いかと思いますのでご興味ある人は是非お声がけください!



おまけ。


撮影中の笑った息でダウンが散らばりあわや大惨事になるところでした。。。


上質なダウンって凄いキレイ。。。