【タオルの育て方】



*hippopotamusのフェイスブックにアップされていた内容をそのまま転載しております。

まずはタオルを決して消耗品だと思わないことです。

気に入った洋服、例えばデニムやダンガリーのように、洗うことで色合いや風合いを良くするように、タオルも自分好みに育てるという意志を持ってください。

良いタオルは洗い方と乾かし方で、いかようにでも変化します。

生産工程で長時間晒し、きれいな水でしっかりとすすいだタオルは、糸の汚れや染料、糊を落とすだけではなく、生地を鍛えて風合いをつくりながら、強く丈夫に仕上げられます。

タオルも織物ですから、染色の最後の仕上げは、「友禅流し」と同じで、冷たいきれいな水で充分にすすぐことなのです。

タオルは天日干しで急速に水分を蒸発させパリッと乾かすと、少し硬めのシャリ感ある仕上がりになりますが、柔軟剤に頼らずに水の力だけで風合いをつくったタオルは、次に洗って陰干しにすればもとの風合いに戻ります。


また柔らかい風合いのタオルが好みの方は、自然乾燥させ少し湿り気が残っているうちに、最後の仕上げに低温の乾燥機で1分ほど回すと、生地を傷めずにパイルをひとつずつ立たすことができ、びっくりするほどフワッと仕上がります。

少し贅沢に思えるかもしれませんが、タオルがゆったりと泳げる水量でタオルだけで洗濯すると、水流の中でタオルが絡まず、パイルとパイルが程良くこすれることで、パイル表面がまろやかなになり、拭き心地がよりソフトになります。

洗濯は特にすすぎが大切です。


生産工程でも仕上げの晒しが重要なのと同じです。

良くすすぐことでタオルは良く育ち、長持ちします。

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